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風の音づれ Vol.168 【2年生】探究~Unit3 タケコプターで空を飛ぶ!?~

 2年生の「探究」では、9月から新しいUnit「How the world works(世界はどのような仕組みになっているのか)」の学習がスタートしました。「次の探究は何をやるのかな?」と子どもたちはワクワクした表情を見せています。

子どもたちと接する中で、授業を担当している私自身が子どもの頃に抱いていた「空を飛んでみたい」という夢を思い出しました。いつしか「不可能だ」と決めつけて諦めてしまった夢ですが、子どもたちの姿を見ていると、子どもたちの中にたくさんの希望が詰まっていると感じます。そこで今回は、「空を飛ぶこと」をテーマに探究を進めることにしました。

■ 身近なおもちゃから広がる「科学技術の発展」 

本Unitの大きなテーマは「科学技術の発展が人々の生活を豊かにしている」です。低学年の子どもたちにいきなり「科学技術」と言ってもピンと来ません。 そこでLine 1(探究の第1段階)では、竹とんぼや凧といった身近な飛ぶおもちゃから、現代の飛行機、ヘリコプター、ドローンに至る歴史やテクノロジーのつながりをみんなで発見し、技術のすばらしさを実感していきました。

■ 「タケコプター」から始まるトライ&エラー 

しかし、単に歴史や現代の技術を学ぶだけではありません。将来子どもたちが大人になった時、自ら開発者となってさらなる発展を担う存在になってほしい -そんな願いと可能性が子どもたちにはあります。だからこそ、小さいうちから自分の個性を発揮し、思い描いたものを形にする「トライ&エラー」の経験を大切にしたいと考えました。

そこで今回は、生活科の学習と連動し、「自分だけのタケコプター(竹とんぼ)を作ろう」というミッションに挑戦しました! 児童には「ドラえもんのタケコプターがあったらいいのにね」「でも、どうして今の技術では作れないんだろう?」と問いかけ、予想や検証を行いました。「タケコプターそのものは難しくても、その前身である竹とんぼなら作れるはず!」と、いざ製作へ。

 「どうしたら長い時間飛ぶ竹とんぼになるだろう?」という疑問に対し、子どもたちは自然と次のような工夫を重ねていきました。

  • 「羽をもう少し短くしてみよう」
  • 「真ん中にパーツをつけてみよう」
  • 「ストロー(軸)の位置を変えてみよう」

風の受け方や羽の角度などを変えながら、試行錯誤を繰り返す姿が見られました。

■ 友達との関わりから深まる探究 実際に飛ばす場面では、友達同士で関わり合う中で新しい気づきが生まれます。「あの子のタケコプター、すごく飛んでいて羨ましいな」「どうしたらあんな風に飛ぶんだろう?」「もう一回作り直してみたい!」と、次の検証ステップへ自然と繋がっていきました。

探究サイクルを回しながら、楽しそうに「飛んだ!」「先生、見てて!」と輝く笑顔を見せてくれる子どもたちから、私自身もたくさんの元気をもらっています。

■ これからの展開と願い 

続くLine 2では、風のはたらき(3年生理科の先取り内容)を学びながら「凧作り」に挑戦する予定です。最近は雨の日が続いていますが、外で思い切り試せるよう晴れてくれることを願っています。

そして最終段階のLine 3(パフォーマンス課題)では、「人形を空に飛ばしてみよう!」という大きなミッションに挑みます。よくテレビ番組でやっている「鳥人間コンテスト」のように、子どもたちには夢を持ち続け、いつかそれを自分の手で叶えていってほしいと願っています。