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風の音づれ Vol.121 3年生 FW(フィールドワーク)

 3年生は6月25日(水)から二泊三日でフィールドワークへ行ってきました。子どもたちにとって教室を飛び出し、自然と文化に触れる貴重な体験となりました。

 

これまでの探究の学習では、自分たちの疑問から仮説を立てる姿が見られました。仮説を立てることで学習への主体性が高まり、好奇心も生まれます。この好奇心から始まった三日間の探究活動は、子どもたちにとって大きな発見の連続でした。

 

一日目は、入間市博物館を訪れ、狭山地域の土地の作られ方や歴史について学びました。職員の方々の説明に耳を傾け、たくさんのメモをとって学びました。

二日目には三富今昔村で里山の風景に溶け込み、土の中から自分の手でジャガイモを掘り出す体験を通して、作物を育てることの喜びと大変さを実感しました。また、自分たちで摘んだ野草で淹れたお茶の試飲するなど、自然の恵みを五感で味わう経験ができました。

 

そして最終日には、コンポスト作りに挑み、資源を循環させる人々の知恵と工夫に触れました。ただ捨てるだけであればごみになってしまうものが自然の働きで肥料へと変わることを知ると、感嘆の声が上がりました。

この三日間で、子どもたちは豊かな自然の恵みと、それを育んできた人々の努力や工夫を肌で感じ取りました。宿泊したホテルや見学先の施設では学習のまとめやふり返りを行い、自分たちが立てた仮説と体験したことの結びつきや、新たな疑問についてグループで考えを交流したり発表したりしました。

 

多くの「初めて」を経験し、たくさんの学びを胸に無事に学校へ戻ってくることができました。今回の経験をこれからの学習にも生かしていきます。